住宅ローン控除改悪・・・!?
2021年09月19日
「住宅ローン控除」。今は消費税が課税される物件を購入した場合、本来の10年→13年間に延長するという特例があり、その期限が迫っていることは周知のことかと思います。
その駆け込み需要の影響を多少感じる今日この頃ですが、個人的には【そもそもの住宅ローン控除額が見直される可能性】の方が個人消費者には打撃が大きいと感じています。
現在の住宅ローン控除は、残高の1%が控除されるというものです。
これが、簡潔に言うと改悪されるかも??というお話です。
現在、住宅ローンで借入する場合、多くは1%を切った金利ですよね。
(ネット銀行では0.31%などという驚異的な金利も・・・)
現行の制度ですと控除額>ローン金利となっており、ここに問題があるという提言があり、ついに「令和4年度税制改正において見直す」と記載されてしまっています。
確かに、
・あえて頭金を入れずに借入する方
・現金一括で買えるもののあえてローンを組む方
は多くいらっしゃいます。
政府はこの矛盾についにメスを入れるのか!?
改正内容も割と具体的に記載があり、
『1%を上限に支払利息額を考慮して控除額を設定するなど・・・』とあります。
これが実現すると、今までは金利に関係なく1%が控除されていたものが、金利分のみの控除へと改悪されることとなります。
大きいですよね。。。
なんだかんだ言って、延長されることを願うばかりですが、ここまで明記してあると今回ばかりは本気なのでは?と感じてしまいます。
どうなるか・・・約半年後?注目です。