残価設定型住宅ローンが普及する?
2025年12月21日
残価設定型住宅ローン
「残クレ住宅ローン」と言った方が耳なじみが良いでしょうか。
「残クレ」というと、携帯端末や車での普及が進んでおり、昨今は当たり前のように選択する方が増えていますね。
今回のブログでは簡単に言うと、”残クレローンの住宅ローン版を国が後押ししようとしている”という記事です。
そもそも残価設定型ローンとは?
例えば「500万円の新車を購入したい!」となった場合。
通常のオートローンで金利4%と仮定し、5年返済でローン返済をすると・・・
【毎月:92,082円の返済】
となり、かなり重たい返済になります。
通常であればそこで諦めざるを得ない方でも、
「5年後に200万円で買い取ることを保証するよ」
「だから500万円-200万円=300万円分の返済で良いよ」(でも利息は500万円分で支払ってね・・・^^)
というものです。
このパターンですと月々の支払いが
92,082円→62,864円=毎月▲3万円くらいの支払い減となる訳です。
住宅の場合を考えてみた
5,000万円の住宅ローンとして
【通常ローン】
35年返済、金利1%とした場合:月々141,142円の返済
【残価設定型住宅ローン】
2,000万円の残価設定をしたと仮定し、3,000万円を35年返済、金利1%とした場合:107,000円くらい?
※ざっくりです。
大体▲34,000円くらいの減額となりそうです。
後はこれにより、
収入的に5,000万円のローンは組めないけれど、3,000万円のローンは組める
という方も対象になる?
そうであれば、かなり窓口が広がると思いますが、きっとそうなのでしょうね。
元々、この通称「残クレ住宅ローン」は大手ハウスメーカーさんで既に数年前から実施されていたそうですが、
この度、住宅金融支援機構(いわゆる「国」)がその残価設定額と実際の売却額との差額を保証する?ような保険を付保するような話になりそうとのこと。
車の残価設定は取引件数も多く、何より「数年後」の未来のことなので予測しやすいと思うのですが、
不動産に関しては何十年先である遠い将来の売価なんて、景気がどうなっているかも含め不安定ですから、
金融機関としては残クレとして貸し出すのを躊躇する要因にもなっていたのかもしれません。
それを国を挙げて保証するような内容で、かなりの額の予算を用意する予定だそうで、本気度を感じます。
なぜ残クレローンを国が推進?
昨今、住宅価格の高騰が著しくなってきていることが大きな要因かと。
(特に都心であればあるほど)
不動産の購入(新築)は価格が大きく、住宅購入をする際には外構工事・家具家電・保険・引っ越し・雑貨など、様々な業種に売上が波及し大きな経済活動になるものです。
国としては経済を動かすために住宅を買いやすくすることが目的であることは間違いないでしょう。
今後の見通し(個人的予想)と感想
この残価設定型住宅ローンの国による後押しが確定した場合、
都市部では比較的利用する方が増え、更に都市部の不動産価格が上がる(もしくは下がりにくくなる)要因ともなり得ると思います。
しかし弊社のある佐野市のような地方はただでさえ不動産価格は右肩下がり・良くて横ばいですから、そもそも利用できる区域となるのかも怪しいのでは?
と予想しています。
※地方でもバリバリ利用できるようにしたらかなりのリスクを国が背負うことになり、そもそもその財源は税金な訳です。
最近では都市部・地方関係なく「50年ローン」も利用できますからね・・・
また、どうやら
・長期優良住宅であること
・そして定期点検時にかなり固め(高額?)な修繕を行なうこと
が条件となりそうなので、この辺りも落とし穴になりそうな予感がします。
今後どうなるか。
自動車業界に普及した残クレが不動産・住宅業界にも浸透するのか。見ものです!
